サプリメント事典Z

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キダチアロエ

胃腸を活性する医者いらずの薬草

「アロエ」の語源はアラビア語で「苦い」という意味。紀元前4世紀の初期、ギリシヤ、ローマ、エジプトで健康に良いことが認識され、飲料、美容等健康維持のために珍重されていた。日本へは、鎌倉時代にシルクロードを経て渡ってきたとされている。
アロエはユリ科アロエ属の多肉植物で世界に卿種以上あるといわれている。その中でも薬用アロエとして知られているのがアロエベうとキタチアロエ。アフリカ原産のアロエベうは葉肉がヨーグルトなどに加えられ食されているもので、日本では法規制の関係で葉肉のみの利用が許されている。

一方、キダチアロエは幹からノコギリ状の葉が伸び「木のように立つ」ことから名づけられている。寒さにも強いため日本の風土になじみ、家庭でも幅広く栽培されている。外傷、やけどなど、さまざまな病気に民間療法薬として使われるキダチアロエは「医者いらず」の別名で親しまれている。キダチアロエの花言葉は、「永遠の健康」「万詑一「信碩一など、9月11日生まれの人の誕生花。

効果・効能

胃粘膜保護作用。消化性潰瘍予防作用。糖尿病の予防・改善作用。抗酸化作用。抗炎症作用。抗がん作用。肝障害抑制作用。乗り物酔い。二日酔い。痔。肩凝り。冷え性。ぜんそく。

メカニズム

キタチアロエの葉皮には、苦味成分のアロイン、アロエ・エモディンが豊富で健胃作用や緩下(緩やかな下剤一作用があり、胃酸の分泌を助け、胃腸の活動を活発にしたり便秘を解消したり、解毒作用により肝機能を高め、二日酔いにも効果を示す。また、さまざまな多糖類一ペクチン、ヘミセルロース、グルコマンナと、植物ステロール、タンニン類が、冑の粘膜の保護、腸内環境の整備などに働き、免疫カアッブ、胃潰瘍の改善、コレステロール排泄効果、血糖値降下作用、肌荒れ予防などの効果をもたらす。

科学的根拠

ヒトを対象とした臨床試験では糖尿病患者にアロエベラを投与したところ、血糖値と中性脂肪値が明らかに低下したとするデータが示されている。またアロエ由来の多糖類の服用で胃潰瘍の改善が認められたという臨床試験効果が示され、その他抗酸化、抗がん、抗菌作用が報告されている。 また、水虫、二日酔い、風邪などに効果がみられる。胃痛や便秘にも効果があると言われているが、過剰に含むと下痢を誘発する恐れがある。

摂取方法

特に決められた摂取量はない。一般に継続して利用する。 また、サプリメントの場合、キダチアロエは葉皮、葉肉ともに含まれている。

注意事項

通常の食材に近い成分であり、安全性は高い。まれに発疹や胃腸障害などアレルギー症状が現れる。その際は使用を中止すること。ただし、特に問題となる健康被害や副作用は知られていない。他のサプリメントや医薬品との相互作用も報告されておらず、併用も問題ない。

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2009年2月4日

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